海外含め来年度開始
新サービスは狭いエリア内での位置情報などを細かく把握できるのも特徴だ。例えば、飲食店でテーブル席、カウンター席のどちらを利用するかが把握できるため、くつろぎにくいカウンター席の場合にはポイントを多く付与することができるという。来店が減るランチタイム後といった時間帯の利用に多くのポイントをつけることもできる。さらにパチンコ店の場合、滞在時間が把握できるので、例えば月に50時間利用するヘビーユーザーに対し、声掛けをしたりコーヒーを無料提供することも可能という。
同社は年内にも一部店舗で新サービスの試験運用を始め、来年度中の事業開始を目指す。欧州や米国、アジアでも展開する計画で、ワールドワイドで同社のポイントによる経済圏を構築する構想だ。
佐和田氏は「誰もが平等に持つ時間に価値をつけ、世界の人々が豊かになるサービスを目指していきたい」と意気込んでいる。
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≪焦点≫
■ポイント市場 20年度に2兆円突破
国内のポイントサービス市場は2020年度に2兆円(ポイント発行額ベース)を突破する-。矢野経済研究所がこのほど発表した国内ポイントサービス市場の調査予測でこんな結果が出た。