「日本版LLC」設立ラッシュ 節税対策で個人投資家も…本末転倒との声も (4/4ページ)

 政府の成長戦略である「未来投資戦略」は、開業率を欧米並みの10%を目標に掲げている。ただ、税金対策での乱立は本末転倒だろう。「イノベーション・ベンチャーを生み出す好循環システム」という本来の目的からも乖離してくる。

 今後、「合同会社」はメリットを生かして、すそ野を広げた地域経済の活性化への貢献が求められる。新設企業が実需と雇用を生み出し、経済活動に携わるには、時間的な猶予と同時に、サービス業や製造業、建設業など、幅広い業種での設立誘導が必要だろう。

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