デンソー、「コネクテッドカー」の開発組織増強 3年内に人員倍増 (1/2ページ)

トヨタ自動車が全面改良して発売した高級セダン「クラウン」=26日午後、東京都江東区
トヨタ自動車が全面改良して発売した高級セダン「クラウン」=26日午後、東京都江東区【拡大】

 トヨタ自動車グループの部品大手デンソーがインターネットに接続し、多彩なサービスを受けられる「コネクテッドカー(つながる車)」などの市場拡大をにらみ、ソフトウエアの開発組織を増強することが24日、分かった。今後3年以内に開発組織の人員を倍増するほか、欧米やアジアに同様の拠点を広げることも検討する。つながる車市場をめぐり、海外IT大手など異業種企業との競争が激化することに備える。

 デンソーは昨年4月、つながる車をめぐる移動サービスに必要なソフトなどの開発を加速するため、横浜市に「デジタルイノベーション室」を設置。現在、約50人が開発に従事しているが、さらに社内外からIT人材を集めて約100人に倍増する。同様の組織を、売上高の約半分を占める海外に展開することも視野に入れる。

 既にネットにつながる商用車の走行状況やドライバーの運転状態を把握し、安全運行を効率的に管理するシステムを開発するなど、実績の積み上げを急いでいる。今後も、ソフト開発を通じて移動サービスの商機を取り込む。

 ソフト開発には、短期間で開発から性能の検証まで一気に行う「アジャイル(俊敏な)開発」を採用。IT企業が集積する米シリコンバレーに根付く開発手法で、デンソーでは現在、7チームが1週間単位で開発と検証を繰り返している。開発は設計を変更する前提で実施しており、「(次世代車市場の)変化に柔軟に対応できるかが勝負の分かれ目となる」(成迫剛志デジタルイノベーション室長)からだという。

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