カメラ各社、ミラーレス 高価格帯で競う 1億画素も登場 (3/3ページ)

フルサイズミラーレスカメラ「ルミックスS1R」の開発機(パナソニック提供)
フルサイズミラーレスカメラ「ルミックスS1R」の開発機(パナソニック提供)【拡大】

 ミラーレスは液晶ファインダーの画像と被写体の状態に時間差があるなどの弱点も技術進歩で解消されつつあり、プロや写真愛好家の評価が高まっている。カメラ市場の主流は、一眼レフからミラーレスへと移っている。ニコン、キヤノンやパナソニックと“役者”がそろうことで、高級機への流れがさらに加速するのは間違いない。今後のシェア争いの行方が注目される。(山沢義徳)

                   

 ■主なミラーレスカメラ高級機(社名/製品名/発売時期/本体価格/特徴)

 ソニー/α9/2017年5月/約45万円/データ処理の速い積層型CMOSセンサー搭載

 ニコン/Z7/18年9月/約41万円/レンズ口径を55ミリに広げた新規格を採用

 キヤノン/EOS R/18年10月下旬/約24万円/新規格レンズ、フォーカス速度0.05秒を実現

 パナソニック/LUMIXS1/19年春/50万円台?/レンズ規格を独ライカカメラと共通化

 富士フイルム/GFX100 MegapixelsConcept/19年前半/100万~150万円/1億を超える画素数は民生用で世界初

 ※ソニーとキヤノンは公式サイトでの価格、ニコンは想定実売価格。パナソニックと富士フイルムの各項目は、現時点での公表内容。富士フイルムの製品名は仮称

                   

【用語解説】ミラーレスカメラ

 2008年にパナソニックが初めて発売した。反射鏡を備えず、被写体を電子ファインダーに写し出す仕組みのため、一眼レフカメラと比べ小型で軽いのが特長。一方で「電池持ち」や、被写体の動きと電子ファインダーの画像とのタイムラグが短所だった。しかし10年間で性能が向上し、スマートフォンで写真の面白さに目覚めたビギナーやシニアをはじめ、プロカメラマンにも支持を広げつつある。レンズ交換式カメラの国内販売数に占めるミラーレスの割合は、54%(BCN調べ、今年3月時点)と一眼レフを上回っている。