--共同開発に関わった企業の役割は
「災害大国・日本で防災対策は喫緊の課題であり、『防災のトビシマ』として建物の耐震などの技術は確立している。その上で、国土強靭(きょうじん)化で示されている『ハード・ソフトの組み合わせ』で貢献したいと考えたが、食料品の提供・運用は無理。そこで生活協同組合パルシステム東京と防災をキーワードに協業し、食品の提供を担ってもらうことにした。宅配ロッカーはフルタイムシステムの既存製品を活用、販売は飛島の100%子会社E&CSが担う」
--これまでの販売実績は
「第1号機は昨年8月1日、飛島本社に設置した。インスタントラーメンやカレーライス、中華丼など日持ちする食品を150~400円で販売(給料天引き)している。昼食や夜食用に購入する社員も多く、私も愛用している。宅配ロッカーを設置できるスペースをエントランスなどに確保しているマンションは少なく、(宅配物流量の増大と人手不足という)宅配クライシスにもかかわらず後付けは難しいので、新築の計画段階から声をかける必要がある。このため導入が決まるまで時間がかかる。今は案件をいくつか抱えており、2号機を年内に受注できそうだ」