サービス均一化、離職率低下に一役 クリップラインが短い動画使う双方向研修を提供 (1/3ページ)

クリップラインによる接客練習。練習の様子を撮影して本部に送り、習熟度をチェックする(クリップライン提供)
クリップラインによる接客練習。練習の様子を撮影して本部に送り、習熟度をチェックする(クリップライン提供)【拡大】

 ClipLine(クリップライン、東京都港区)は、外食や流通などサービス業向けに短い動画を使った双方向の教育システムを提供することで、店舗ごとのサービスのばらつきを改善し、生産性向上に一役買っている。空前の人手不足の中で、流通や外食産業などを中心に利用が拡大し、年内にも利用が約5000店、約10万人に拡大する見通しだ。今後は製造業の現場や介護分野の働き方改革にもつなげたい考えだ。

 まねして学び返信

 同社のサービスは、「クリップ」と呼ばれる20~30秒ほどの短い動画。社内のえりすぐりのプロが調理方法や盛り付け、接客方法などの手本を撮影し、スマートフォンやタブレット端末に送る。

 アルバイトらは空き時間に動画で学び、自分でまねをした動画を撮影して本部に送り返す。本部の管理職は習熟度を把握した上で助言し、時には人事評価の対象にもすることで、教育コストを大幅に削減する仕組みだ。

 高橋勇人社長は、サービス業の生産性の低さは就業2年以内の社員が4割を占める人員構成の問題にあると分析する。「新人は忙しい中、放置されがちで離職率も高く、新人教育研修に疲れた店長も辞める」負のスパイラルがネックだった。

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