【2019 成長への展望】富士フイルムHD会長・古森重隆さん(79) (1/2ページ)


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 ■ミラーレス時代の到来で強み生かす

 --海外では米中摩擦が激化し、国内では消費税率が引き上げられる

 「中国の生産拠点を移す必要が高まるだろう。消費増税が景気や消費意欲にブレーキをかけるのは間違いない。社会保障費を抑えなければ、焼け石に水だ」

 --出入国管理法改正についての意見は

 「かつてドイツに赴任した際に実感したが、『移民』の増加は社会的コストを膨らませる。移民国家である米国以外、多くの先進国を悩ませている問題だ。人手不足をAI(人工知能)やロボットで解決することも考えないと、日本が日本でなくなってしまう」

 --2019年度は中期計画の最終年度だ

 「売上高2兆6000億円、営業利益2300億円の目標は確実に達成できるだろう。ヘルスケア分野が伸び、富士ゼロックスの構造改革が進んでいる」

 --カメラやレンズ関連の事業が好調だ

 「本格的なミラーレス時代が来た。18年3月期は売上高を30%伸ばした。(ニコン、キヤノンの2強が昨年参入したが)今後も十分に稼げるだろう。当社はレンズ、画像センサー、カラーマネジメントを手掛けている。人間は実際の色より強調して覚えるものだが、この『記憶色』を再現できるのは、フィルムを長年手掛けてきた当社の強みだ」

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