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間伐材などをバイオプラ原料に 清水建設が「リグノフェノール」研究施設を建設 (1/3ページ)

 清水建設は、木材から抽出する「リグノフェノール」と呼ばれるバイオプラスチックの原料研究を加速する。バイオプラスチック原料はトウモロコシやサトウキビなど、食糧資源が一般的ななかで、リグノフェノールは食べることのできない木材や、間伐材など利用方法があまりない材質からでも抽出できる。さらに熱にも強い特性があり、さまざまな用途が期待されている。

 21年にも商用プラント着工

 清水建設は、島根県隠岐の島町で、藤井基礎設計事務所(松江市)などと共同で、リグノフェノールを抽出・製造する研究施設の建設に着手した。今年7月にも研究施設が完成し、年間1トン程度を生産する。経済的な製造技術を確立したうえで、2021年にも商用プラントの建設に着手する計画だ。

 藤井基礎設計事務所は、いち早くリグノフェノールの有用性に着目し、既に基礎的な製造技術を開発している。同社から共同研究の申し入れを受けた清水建設では、事業化の可能性について検討を始めたが、十分な市場性があると判断し、本格的な研究施設建設という次のステージに進んだ。

 リグノフェノールの素となるのはリグニン。これまでも長らく、再生可能資源として研究されていたが、いまだにほとんど活用されていないのが実情だ。

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