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間伐材などをバイオプラ原料に 清水建設が「リグノフェノール」研究施設を建設 (3/3ページ)

 次に、難燃性を生かした展開だ。ポリカーボネート、ポリプロピレン、ナイロンなどの汎用(はんよう)樹脂に、リグノフェノールを高機能性添加剤として混ぜることで、難燃性樹脂になる。自動車の内装材、家電などの樹脂にはこれまでデカブロモジフェニルエーテルなどが使われていた。だが、これらの臭素系難燃剤には有害性が指摘され、使用が禁止されているものもある。こうしたなか、リグノフェノールに切り替えれば、難燃化だけでなく、安全性、環境性能も高まる。また、木材に含侵させれば、燃えにくい木材にすることなども確認できているという。

 このほか、リグニンは自然界では細胞同士をつなぎ止める接着剤の役割を持つことから、樹脂の強度を引き上げる特性や難燃性もあるため、清水建設では自動車のエンジン回りの部材の可能性も視野に入れている。(平尾孝)

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