【フィンテック群雄割拠~潮流を読む】「決済アプリ」使ってますか?〈前編〉 熾烈な主導権争奪戦を知る (1/4ページ)

第2弾キャンペーンなどについて、記者会見するPayPay(ペイペイ)の中山一郎社長=4日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)
第2弾キャンペーンなどについて、記者会見するPayPay(ペイペイ)の中山一郎社長=4日午後、東京都千代田区(鴨川一也撮影)【拡大】

 【フィンテック群雄割拠~潮流を読む】スマホの決済アプリを使ったキャッシュレス決済は、今、一番熱いトピックだと言っても過言ではないかもしれません。なぜなら決済アプリには、高いポテンシャルが秘められているからです。

 どんな可能性かというと、次のようなものです。

 キャッシュレス化が進むと、決済コストが相対的に低下します。すると、お金の流れひいては経済活動そのものがより“滑らか”になることが期待できます。また、お金のやりとりそのものを扱う決済は、あらゆる経済活動のインフラだとさえ言えます。となると、生産者・消費者・決済事業者が各々で何らかの形で付加価値を受けられるようになるはずなのです。また、国境をまたいだ経済活動(越境経済、越境EC)が円滑に行えたり、消費者行動のデータ活用によりユーザー一人一人に最適化したビジネスが行えたりもする。こうしたことを実現するのが決済アプリサービスだとすると、そのポテンシャルに引き寄せられて、様々なプレイヤーが登場して熾烈な主導権争いが起こっているのも当然なわけです。

 2種類のキャッシュレス決済の方式? 

 巷では、「キャッシュレス」という言葉がひとり歩きしていますが、キャッシュレス決済がわかりにくくなってしまっているのは、そのプレイヤーの数の多さからだけではなく、そこに2種類の決済方式があるからではないでしょうか。

 まず、決済アプリについて説明しますと、大きくは「非接触型決済(非接触IC決済)」と「QRコード決済」の2種類があるということを覚えておいてください。

浸透した非接触型、今熱いQRコード