先行剤は、工事現場で生コンを圧送する際に事前にポンプ車の配管内に投入して詰まりを防ぎ潤滑性を向上させる溶液で、大型工事の現場に不可欠な建築材料といえる。
モルタルを主原料とする従来品は、ミキサー車１台分の生コンの圧送に約１トンが必要だが、「ルブリ」は５０分の１の約２０キロで済み、産廃排出量も従来品と比べて９８％削減できる。
セルロースナノファイバー（ＣＮＦ）を配合した改良品は、長い配管や複雑な配管にも対応できる高い機能性を持っており、先行剤として初の日本工業規格（ＪＩＳ）の取得が期待されている。