大塚家具が3期連続の赤字決算となった。大塚久美子社長は国内の家具市場の成長が鈍化するなか、中国市場に活路を見出す意向を示した。海外事業に舵を切る同社の動向が多方面から注目されているが、業績にどこまで寄与するか未知数だ。(東京商工リサーチ特別レポート)
ファンドなどから最大76億円調達へ
2月15日、大塚家具が2018年12月期の決算(非連結)を発表した。「在庫一掃セール」は好調だったが、当期損失は32億4000万円と3期連続の赤字決算となった。
大塚家具は、昨年12月に業務提携を発表していた「居然之家(イージーホーム)」に加え、新たに越境ECマーケティングを手がけるハイラインズ(東京都渋谷区)と業務提携した。
さらに、大塚家具を含む業務提携先3社の緊密先(日・中・台の取引先企業)が組成するファンドから18億円、米系ファンドのEastmore Global,Ltd(ケイマン諸島)から20億円と、合計38億円を第三者割当による新株発行で調達することも決まった。
これに加えてEastmore社、ハイラインズとハイラインズ代表の陳海波氏を割当先とする合計38億円の新株予約権を発行し、最大76億円を調達することが明らかになった。
大塚社長は国内の家具市場の成長が鈍化するなか、中国市場に活路を見出す意向を示した。