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アメリカで実感、集客に欠かせない施設の充実 (1/3ページ)

 毎年2月下旬から米アリゾナ州フェニックスにはメジャーリーグ15チームが集い、スプリングトレーニングキャンプ(通称カクタスリーグ)開催で多くの人々でにぎわう。筆者はスコッツデール市でキャンプを張るサンフランシスコ・ジャイアンツに同行させていただき今年で早や4シーズン目を迎えた。(帝京大学教授・川上祐司)

 経済効果3.5億ドル

 スプリングトレーニングキャンプとはいえ各チームにとっては重要なマーケティング戦略の一翼を担う。各チームが使用するホームスタジアムを含めたベースボールファシリティー(施設)は各行政の資産であり、使用および営業権をチーム側に譲渡し両者一体となったマーケティングを行う。カクタスリーグによる経済効果は約3億5000万ドル(約378億円)を計上する。ジャイアンツの場合、スコッツデール市のこれらのベースボールファシリティーの使用に当たり2025年まで契約を締結しているが、その金額は決して巨額ではない。

 さらに、このうち20%をフィールドメンテナンス費などに充当することになっている。実際、グラウンドメンテナンス業務は同市パーク&レクリエーション局の職員たちが従事する。ジャイアンツからのさまざまな高い要求に応えながら最高のフィールドコンディションを保持している。

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