リーダーの視点 鶴田東洋彦が聞く

あいおいニッセイ同和損害保険・金杉恭三社長(2-1)「事故起こさぬ」念頭に新サービス (3/3ページ)

 --インターネット社会についていけない高齢者も少なくない。デジタル化へのケアはどのように考えているのか

 「今までは若い人も高齢者も全てコールセンターに事故を報告してきた。スマホで受け付け可能になれば、若い人は電話からスマホに替える。『電話が通じない』といった状況がなくなる。『通じる』はサービス向上になり、デジタルに弱いからといって劣位とはならない」

 --昨年はパンパシフィックパラ水泳、アジアパラ競技大会で社員が大活躍した。障害者スポーツの振興に注力している理由は

 「パラ陸上の競技大会に応援に行ったとき、スタジアムには関係者の家族ぐらいしかおらずショックを受けたのがきっかけで、社員に応援に行こうという活動を始めた。企業の方々にも会うと、ぜひパラスポーツを応援してください、東京パラリンピックの観客席を満員にする活動に一緒に取り組みましょうと呼びかけている。パラ選手が頑張り、記録が伸びると、競技も盛り上がる。資金面で支援するより観客を動員して駆けつけるほうが価値はある」

 --競技と仕事の両立は大変だ。それでも障害者雇用に積極的に取り組んでいる、

 「障害者アスリートは現在、14人いる。全員が普通の職場で昼間は仕事に精を出し、練習時間が迫っても手を抜くことなく仕事を終えてから練習に行く。競技を辞めてからも仕事を続けたいからで、周囲にもそんな努力が伝わってくる。社員は大いなる刺激を受けている。障害者雇用に取り組んでよかったと心から思っている」

 --今年4月に、マラソン選手の川内優輝選手と所属契約を結んだ

 「3年前に東日本大震災の復興支援の一環として、福島県川内村で始まった『川内の郷かえるマラソン』にスポンサーとして協賛。この大会に川内選手も第1回から参加しており、川内つながりで紹介されたのが始まり。川内選手のマラソンを通じて全国を盛り上げ、地域貢献につなげたいという思いが当社との契約につながった。同マラソンからマラソンキャラバンを展開しており、地方創生に役立てたい」

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus