話題・その他

千葉元気印企業大賞 キーパーソンインタビュー (4/4ページ)

 近年、プラスチックごみによる海洋汚染の問題が世界的に注目されている。欧州では、海洋生物保護を目的とした使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する方向へと進んでいる。

 瀧川常務は環境対応技術の開発を最重要課題と位置づけ、技術開発に一段とアクセルを踏んでいる。

【プロフィル】瀧川翔

 たきがわ・しょう 瀧川弘幸社長の長男。2010年に入社し、ベトナム工場の立ち上げに関わる。2年後に現地法人の社長に就任。「文化や言葉の違いに苦労したが、明るい性格で高いモチベーションを持つ現地の従業員たちに助けられた」という。ベトナム工場は欧州などへの輸出基地の役割を担い、グローバル3極体制の礎となる。16年に常務取締役営業本部長就任。35歳。

 <企業プロフィル>1代目の瀧川喜一郎氏が瀧川製作所(現タキガワ・コーポレーション・ジャパン)を創設し、象牙を使用した和楽器の三味線に使用するバチ、象牙琴柱(じ)などの製造を開始。2代目、幸一氏の時代に塩ビ原料によるベルト、ホースなどの製造に乗り出し、日本初のプラスチックによる三味線バチ製造を行い、フラフープなどの製造・販売も手掛けた。3代目、弘幸氏は、本社工場を千葉県船橋市習志野へ移転し、袋の設計、フィルム、印刷、ラミネート、製袋まで一貫生産する体制を構築した。

■ □ ■

【千葉元気印企業大賞】

 千葉県の産業や地域企業のさらなる発展を促進し、日本の産業基盤を支えていくことを目的として1995(平成7)年に制定された表彰制度。特色ある新技術や新製品の開発、ユニークな経営の実践などを通じて、時代を先取りする中堅・中小およびベンチャー企業を対象として審査委員による選考を行ったうえで表彰。応募資格企業は千葉県内に本社および事業所をもつ、株式上場会社を除く全企業(ジャスダック上場企業の応募可)。応募期間は、10月31日まで(当日消印有効)。

【主催】フジサンケイビジネスアイ 【共催】千葉興業銀行

【問い合わせ】フジサンケイビジネスアイ 千葉元気印企業大賞事務局

 〒100-8125 東京都千代田区大手町1-7-2

 電話03・3273・6180 FAX03・3273・4002

 E-mail chiba-genki@sankei.co.jp

 ホームページ www.chiba-genki.jp

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus