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コロナ禍で岐路に立つゲームセンター セガは撤退、歌舞伎町の有名店も閉店 (2/3ページ)

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部

 「ゲーセンからセガの名前が消えるのか」

 日本アミューズメント産業協会(JAIA)によると、ゲームセンターは減少の一途をたどっている。風営法の対象となるゲームセンターは1993年に全国で19766店舗を数えたが、2019年には4022店舗と、四半世紀で5分の1までに減った。減少の契機となったのは1985年の改正風営法の施行で、設置場所に制限が加えられたほか、午後10時以降の18歳未満の在店ができなくなり、16歳未満は保護者同伴でも一部地域を除き午後6時以降の入店が禁じられたという。JAIAの担当者は「風営法の制約を受けることになったことに加え、大型店の展開によって中小規模のゲームセンターが減少した。さらに余暇利用の多様化や家庭用ゲーム機、スマホゲームの普及なども複合的に作用している」と分析する。

 だが、その大型店を展開していた業界大手のセガサミーHD(東京)も今月4日、年内でゲームセンターの運営事業から撤退することを発表。業界に衝撃が走った。アミューズメント施設を運営する連結子会社、セガエンタテインメント(同)の株式の85.1%を、アミューズメント機器のレンタル事業を手がけるGENDA(同)に売却する。

 GENDAによると、セガエンタテインメントはアミューズメント施設を全国で193店舗運営しており、アミューズメント施設運営企業としては国内3位の事業規模を誇る。“サブカルチャーの聖地”とも言われる東京・秋葉原では、駅前に立地するゲームセンター「セガ秋葉原4号館」が有名だが、オレンジ色の外観が特徴的だった「セガ秋葉原2号館」はすでに8月末で閉店していた。

 セガサミーHDの企業広報部は今回の売却について「コロナ禍がきっかけ。休業対応などによる売り上げの減少が大きかった」と説明する。ネット上では「ゲーセンからセガの名前が消えるのか…」と心配する声も相次いだが、「セガエンタテイメントの株式を一部保有しているので『セガ』という名前は消えない。お客さまからの見え方は変わらない」とした。

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