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自分に必要な“栄養素”知ってる? 味の素がAIを活用した「自動献立」アプリを開発 (2/2ページ)

 着想は中高生を食で支える親の声

 このアプリを開発したのは味の素社内に新たに発足した「生活者解析・事業創造部」。ライフスタイルが多様化する中、“食のパーソナライズ”をテーマに掲げ、AIを活用した食に関する個人向けサービスとして誕生した。

 アプリ開発のきっかけとなったのは、スポーツに打ち込む中高生を子に持つ親の声だ。開発にあたってヒアリングやリサーチを行った結果、趣味でスポーツを楽しむいわゆる一般アスリートや部活生の間で、食事面でのサポートプログラムを提供するサービスのニーズが高いことが判明。さらに、中高の部活生を子に持つ親を対象に聞き取り調査を行ったところ、子供を食事の面からサポートするためにインターネットや書籍で調べたり講習会に行ったりするものの、自分の子供に置き換えたときの栄養計算、献立の組み立て方などが分からないという声があったという。

 現状はユーザーと調理する人の関係で使用することを想定しているが、一方でこうしたサービスは趣味のスポーツでセルフトレーニングを行っているビジネスパーソンからのニーズもありそうだ。

 同社担当者の勝美由香さんは「簡単に自分に必要なエネルギー、栄養素量とそれらを満たす献立が何かを知りたいというニーズはあると想定しており、展開の可能性はあると考えている。一方でビジネスマンの場合は外食や飲み会が多い、自炊が苦手など毎日自宅で食事をする中高生と比較して食事のパターンがさまざまであることが想定されるため、そういった方にも対応した献立を提案することも同時に必要だと考えている」としている。

 今後、テストを行う対象は部活動に取り組む全国の中高生と親135組270人を予定。対象となるのは、野球、サッカー、水泳、長・短距離走などの19種目で、国体レベルから趣味レベルまで幅広く設定している。6月まで実施し、ユーザーからのフィードバックを受けて今年中の実用化を目指す。利用料については無料を予定している。

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部 SankeiBiz編集部員
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