ミシュラン特別版、三つ星に富山から1店 石川はあと一歩及ばず

 
三つ星に選ばれた日本料理店「山崎」の店主、山崎浩治さん。右は日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス会長=31日午後、金沢市

 日本ミシュランタイヤ(東京)は31日、飲食店や宿泊施設の格付け本「ミシュランガイド富山・石川(金沢)2016特別版」の掲載店を発表した。最高ランクの三つ星には、富山、石川両県を通じて唯一、富山市の日本料理店「山崎」が選ばれた。二つ星は10店、一つ星は33店だった。発売は6月3日。

 星は付かないが3500円以下で良質な食事ができる調査員お薦めの53店なども紹介。おでんやラーメンの店も含まれている。富山県の127店、石川県の281店を掲載している。国内の特別版ガイドは6冊目で、価格は1冊2808円。

 「山崎」の店主、山崎浩治さん(49)は「信じられない。明日から、三つ星店の看板を背負い、今まで以上に前向きに頑張りたい」と意気込みを語り、同社のベルナール・デルマス会長は「それぞれの地域の個性が反映されている。石川の二つ星店はあと少しで三つ星になれる」と話していた。

 掲載店は公式ウェブサイト「クラブミシュラン」で6月2日まで無料で閲覧できる。