福生市商工会が推進するご当地グルメ「福生ドッグ」(福生市商工会提供)【拡大】
こうしたなか、有名なご当地グルメが、地域とは無関係な企業や個人に勝手に名称を使われる模倣被害が増えている。ご当地グルメを推進するNPO法人は「製法や素材が異なるのに勝手に名称を使われ、それを食べた人から『おいしくなかった』と苦情が寄せられることがある」と話す。
商標登録を受けていないご当地グルメは、使用差し止めなど有効な対策を打てないのが実情だ。
特許庁は、ご当地グルメを使った地域おこし促進のためにも対応が必要と判断した。
ご当地グルメの草分け的存在といえる静岡県富士宮市の「富士宮やきそば」は2004年に通常の商標登録を受けたが、申請の際には「富士宮やきそばを紹介した雑誌や新聞の切り抜き、テレビ番組の録画テープなど段ボール5箱分の資料を提出した」(富士宮やきそば学会事務局)という。
富士宮やきそば学会の渡辺英彦会長は「地域団体商標として登録できるようになれば、地域おこし活動としてご当地グルメに頑張って取り組むNPOなどの助けになる」と期待する。