参観費は記念館入場券から被災地見学まで一括して30元(約500円)だった。その内訳は、17元が専用バス代、1元が保険、残りの12元は「総合服務費」(入場料)となっている。「被災地を参観するのに、30元もとられるのか」と思いながらも、ともかくチケットを買うしかない。
被災地は周囲を山で囲まれており、真ん中を川が流れている。
片側の山全体が崩落し、中心部をほとんど埋め尽くしてしまった。かつて中心部だった目抜き通りに入っていくと、ほとんどの家屋の1階部分が埋没し、2階以上も崩壊したり、傾いてしまったりしている。山際に建っていた小学校では多くの生徒が犠牲となった。かなりの遺体がまだ、見つかっていないという。
それなのに観光地化することに対しては、現地の人たちの気持ちにも複雑なものがあろう。だが政府は、現場があまりにも激しく崩壊しているとの理由から、比較的早くに「地震跡地」として保存することを決め、遺体の捜索もある段階で打ち切ってしまったようだ。日本では住民の反対で、とてもそこまで大胆には進められない。