「日本一の山」をついに世界が認めた。22日、カンボジアの首都プノンペンで開かれた国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で世界文化遺産に決まった富士山。「三保(みほの)松原(まつばら)」(静岡市)も“一発逆転”でユネスコ諮問機関の除外勧告を覆し、地元では歓声が上がった。「日本の観光を盛り上げたい」。列島も喜びに沸いたが、混雑や環境悪化を懸念する声も。真価が問われるのはこれからだ。
日本時間午後5時半ごろにその瞬間は訪れた。世界遺産委員会の会場では、文化庁の近藤誠一長官(67)や静岡県の川勝平太知事(64)、山梨県の横内正明知事(71)らが立ち上がって握手を交わし、喜びを爆発させた。
「日本にとって最高の贈り物」と県庁を通じて談話を出した川勝知事の喜びはひとしおだった。「最も優れた景観地だ」との賛同の声が相次ぎ、三保松原の逆転登録が決まったからだ。川勝知事はすぐに県庁に電話し「ドイツなどたくさんの国が削るべきではないと言ってくれた。涙が出てきた。三保松原は富士見の場所として大事なのだということで入った」と伝えた。