淡路島地震の発生前に観測された現象。FM波や短波などを観測し、地震予測の可能性を探る動きにも注目が集まっている【拡大】
研究会代表で元国東市消防長の国広秀光さんによると、大阪府貝塚市の観測局で、地震発生の約1カ月前の3月15日から発生6日前の4月7日まで、姫路のFM電波がおおむね5~10デシベル強くなり、その状態が続いた。地震までの6日間は、通常のレベルに戻ったという。
地震を知る“法則”とは
なぜ、FM波の異常が地震予測につながるのか。研究会がこれまでの観測事例の分析から導き出した“法則”はこうだ。
地震活動が地中で活発化し破壊が進むと電気と磁気エネルギーが発生。それらが電磁気として空中に出ると地上の電磁界に影響を与える。その結果、FM波や短波などが影響を受け、普段は届かない遠距離まで届き、近距離では届きにくくなる。ただし、こうした変化は地震発生直前にみられる「静穏期」になると、正常にもどったりする現象が観測される。
同会の過去の記録から傾向を探ると、10デシベル程度上昇し収まってから(静穏期が)1週間程度で、そののちに地震が発生する場合、マグニチュード(M)6クラスで震度5~6の地震が発生。20デシベル程度上昇した場合、最大で震度7。静穏期が3日間程度だと、M4・5ほどになるという。