東京電力は26日、福島第1原発事故から来月11日で3年を迎えるのを前に、1、2号機の中央制御室を報道各社に公開した。
事故当時、津波で全ての電源を失い、制御室では運転員らが暗闇の中、懸命に対応に当たっていた。3年が経過しても、制御室は放射線被曝(ひばく)線量は依然高いままで、遠隔操作で一部の計器を監視している。
1、2号機の間にあり、事故当時は最前線の現場だった制御室の計器盤には、刻々と低下していく原子炉の水位が鉛筆で書かれたまま残されていた。暗闇の中、不安と恐怖におびえながらも、記録しなければいけないという強い使命感。最前線で働く運転員たちの「闘いの証し」がそこにはあった。
1、2号機海側の中央制御室がある建屋についた。1階は津波で浸水したため壁が壊れたまま残り、配管もむき出しの状態だ。原発の頭脳であり、精密機器がある中枢部の入り口とはとても思えない。
2階の制御室。向かって右側に1号機、左側に2号機の計器盤がある。除染のため床のカーペットははがされ、汚染防止のピンク色のビニールが敷かれていた。室内は整理され、かつての修羅場を思い起こさせるものはない。