東電社員は「後に水位計は壊れていたことが判明するが、当時はできることをやるしかなかった。運転員としての執念は誇りに感じる」と話す。
今回は、汚染水漏れ事故に対処するため、より頑丈な「溶接型」タンクが建設される現場も公開された。今年6月までに千トンタンク97基ができる予定で、すでに31基が完成した。しかし福島第1原発では現在、人為的なミスが相次ぎ問題となっている。人為的ミスによる漏洩(ろうえい)は頑丈なタンクでも防ぎようがない。
「闘い」は3年たっても続いている。後に誇りに思えるよう慎重な収束作業が必要だ。制御室の走り書きの文字をみて、そう強く感じた。(荒井敬介)
■中央制御室
原発を安全に稼働させるために機器をコントロールし、原子炉、タービン、発電機の運転、監視を行う頭脳部。中央操作室ともいう。放射線の監視も集中管理する。中央制御室には運転員が1日24時間、3交代で勤務している。