横浜市温暖化対策統括本部プロジェクト推進課担当係長の釜田雅樹氏は「市内には約2000台を超すEVが導入され、カーシェアのほか、EVを家庭やビルの蓄電池として活用する実証も行っています。世界一EVが走りやすい街を目指しています」と話しています。
◆太陽光パネルで充電
次に訪ねたのは、横浜市西区のtvkハウジングプラザ横浜内にある「スマートセル」と呼ばれる植物細胞の形を摸擬したユニークな住宅です。植物細胞(セル=Cell)のように太陽光を吸収し、光合成によってエネルギーを「創る」「蓄える」「賢く使う」ことをコンセプト化した住宅で、EVとスマートハウスの未来の姿を見ることができます。今年2月末現在、92社の企業や大学などがボランティアで協力し、様々な研究開発を行っています。
横浜スマートコミュニティ事務局長の筒井敏彦氏に現場を案内していただきました。「太陽光発電、蓄電池、そして系統電力の割合を自由に決めて混ざった電力をEVに充電することができる世界初のエネルギーマネジメントシステムを導入しています。太陽光モジュールは25年前の国産品をあえて使用していますが、新品時1.5キロワットのものでも1.2キロワットの出力があります。EVは走行用にも家庭用蓄電池としても利用できます。昔のモジュールでも上手く使えば、家庭で消費する電力の何分の1かを供給できる可能性をお見せしたいと思っています」
将来的には系統電力、太陽光や風力などの分散発電、蓄電池、EV、燃料電池など様々なエネルギーの融合を通じて、コミュニティ規模でのエネルギー制御実現を目指しています。