【底流】同期3人が事務次官! 総務省と財務省で起きた「超異例人事」の内幕 (4/4ページ)

2014.7.21 07:00

 その苦い経験が生きたのか、現在の菅は役所ににらみを利かせつつ、官房長官の要職を無難にこなす。内閣の調整役としての評価は高く、今年9月にも行われる見通しの内閣改造でも「(官房長官の)続投は確実」といわれる。

 5月30日、内閣人事局の発足式で、安倍首相は「(霞が関官庁の)縦割りは完全に払拭される」と訓示した。片道切符の省庁横断人事が、霞が関に緊張感をもたらしている。だが、その一方で、政治家が親しい官僚を抜(ばっ)擢(てき)する“情実人事”がまかり通ったままでは、政治主導の官庁人事も底が知れる。=敬称略(芳賀由明)

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