【吉田調書抄録(6)】3号機爆発 「死者出たなら腹切り死のうと」 (3/3ページ)

2014.8.23 15:45

 --爆発をしてからの対応ですが、作業は

 吉田氏「全部中止」

 --現場から引き揚げることになるわけですね。次に再開するのが、どこかの時点でありますね。それはどういう情報が入り、どう判断したのですか

 吉田氏「1号機の時と同じく爆発しているわけですから、注水ラインだとかいろんなラインが死んでしまっている可能性が高い。1号機、3号機の注水も止まっている。それ以外の機器も止まっている。みんな茫然としているのと、思考停止状態みたいになっているわけです」

 〈茫然自失の部下に指揮官は、どのように対応したのか〉

 吉田氏「そこで、全員集めて『こんな状態で作業を再開してこんな状態になって、私の判断が悪かった。申し訳ない』と話をして、現時点で注水が止まっている、放っておくともっとひどい状態になる。現場はがれきの山になっているはずだから、がれきの撤去、注水の準備に即応してくれと頭を下げて頼んだんです。そうしたら、本当に感動したのは、みんな現場に行こうとするわけです」

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