【スポーツi.】野球のプロ・アマ交流は進むか 帝京大学非常勤講師・宮田正樹 (1/3ページ)

2014.9.3 05:00

第96回全国高校野球決勝で三重を破り優勝を決め胴上げされる西谷浩一・大阪桐蔭監督=8月25日、甲子園球場

第96回全国高校野球決勝で三重を破り優勝を決め胴上げされる西谷浩一・大阪桐蔭監督=8月25日、甲子園球場【拡大】

 夏の甲子園は、大阪桐蔭高校が逆転で三重高校を破り、夏では3度目、春夏通算で4度目の優勝を飾り、幕を下ろした。同校を率いた西谷浩一監督(44)は、通算で甲子園出場10回、33勝6敗(勝率.846)で優勝4回という驚くべき勝率と優勝実績をあげ、その指導力が注目されている。

 ◆新制度で条件緩和

 高校球児らの指導者に関わる話題といえば、昨年導入されたプロ野球経験者に対する学生野球資格回復のための新制度である。元プロ野球関係者が学生野球の指導者に就くには、長期間教職に就く必要があったが、新制度では、プロ側、アマ側の両研修と適性検査を受ければ、指導者になる資格を回復できることになった。第1回目の認定日である今年1月20日に新制度で資格を回復した元プロ野球関係者は208人に上り、7月2日までに総計458人の資格回復者の名前が公表されている。

 「プロ野球選手・関係者は、高校生以上のアマチュア野球選手に指導してはいけない」という「プロ・アマ規定」が存在し、「プロ野球選手は、自分の子供であっても野球の指導はできない」というのがこれまでの野球ファンの「常識」だった。

 取り決めや協定が締結されていたわけではなく、日本高等学校野球連盟(高野連)と全日本大学野球連盟を傘下に置く日本学生野球協会が定める「日本学生野球憲章」(野球憲章)に次のような規定があったことがその背景にあった。

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