【スポーツi.】野球のプロ・アマ交流は進むか 帝京大学非常勤講師・宮田正樹 (3/3ページ)

2014.9.3 05:00

第96回全国高校野球決勝で三重を破り優勝を決め胴上げされる西谷浩一・大阪桐蔭監督=8月25日、甲子園球場

第96回全国高校野球決勝で三重を破り優勝を決め胴上げされる西谷浩一・大阪桐蔭監督=8月25日、甲子園球場【拡大】

 その後高野連は、84年にプロ野球退団後、高校教諭として通算10年以上在職している元プロ野球関係者は、適性検査を行うことによって指導者になれるという特例措置を設け、教諭在職期間は94年に5年、97年には2年にまで短縮された。

 野球憲章は7回改正されたが、2010年2月24日の全面改正で、前掲の規定が第15条として次のように変貌を遂げている。

 学生野球団体および加盟校は、日本学生野球協会の承認を受け、学生野球の発展を目的とし、次に掲げる活動を通じ、学生野球資格を持たない者と交流することができる(以下略)。

 注目は、「学生野球資格を持たない者」との交流に際して日本学生野球協会の承認を求められる対象から「選手および部員」が消えている点だ。元プロ野球関係者に対し学生野球の指導者への門戸を開放する前に、選手や部員への個人的な指導は、野球憲章上、門戸が開放されているようだが、個人的な交流は進んでいるのであろうか。

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【プロフィル】宮田正樹

 みやた・まさき 大阪大学法学部卒。1971年伊藤忠商事入社。物資部、法務部を経て、2000年5月、日本製鋼所。法務専門部長を経て、12年10月から社団法人GBL研究所理事・事務局長(現在に至る)。非常勤講師として帝京大学で「スポーツ法」、二松学舎大学で「企業法務」に関する教鞭(きょうべん)を執っている。

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