【ニューヨーク=黒沢潤】テニスの全米オープンは最終日の8日(日本時間9日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング8位の錦織圭(24)=日清食品=が日本選手として四大大会初優勝を懸け、同12位のマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦したが、3-6、3-6、3-6で敗れ、悲願達成はならなかった。しかし、日本選手の決勝進出は1870年代に日本にテニスが伝わってから初めて。快進撃に日本中が沸き立ち、決勝が行われたこの日、各地の盛り上がりは最高潮に達した。
序盤からチリッチの強烈なサーブと深いリターンに苦しんだ錦織は粘り強いプレーで対抗したが、流れを引き寄せることはできず、力尽きた。チリッチは初優勝。
今大会の錦織は1回戦で米国選手を下し、2年ぶりに初戦を突破すると、4回戦からは3試合連続で世界のトップ10選手を撃破し、日本選手として1918年の熊谷一弥以来96年ぶりに4強入り。準決勝では、第1シードで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4、1-6、7-6、6-3で破るなど旋風を巻き起こした。