テニスの錦織圭選手が全米オープンで3日(日本時間4日)、日本人として96年ぶりに4強入りし、スポンサー企業などが、盛り上がっている。特にファーストリテイリングが運営する「ユニクロ」は錦織選手に加えて、準決勝の対戦相手ノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)ともスポンサー契約を結ぶ。柳井正会長兼社長は、「契約選手同士の夢の対決の実現をうれしく思う」と話している。
同社では公式サイトやフェースブックなどネットで大々的に「ユニクロ対決!どちらが勝つか」と即日、ページを展開した。両選手モデルのウエアもネット販売している。
4日の日経平均株価は軟調だったが、錦織選手の関連銘柄はそろって好調と、こちらにも好影響をもたらした。ファストリは0.7%、森永製菓も0.46%上昇した。テレビ中継するWOWOWも0.68%の上昇だ。
錦織選手が所属する日清食品も「同じ会社の仲間のがんばり」を喜ぶ。ブランド宣伝効果が高く、グローバル化のサポートになるとみている。ジャックスも錦織選手を使った広告出稿を増やす方針。