【朝日新聞会見詳報(9)】「記事ねじ曲げること、まったくない」 (3/5ページ)

2014.9.11 22:39

朝日新聞が吉田調書についての記事を取り消すとのニュースを映す、家電量販店のテレビ売り場=11日午後、東京都豊島区のヤマダ電機「LABI1日本総本店池袋」(蔵賢斗撮影)

朝日新聞が吉田調書についての記事を取り消すとのニュースを映す、家電量販店のテレビ売り場=11日午後、東京都豊島区のヤマダ電機「LABI1日本総本店池袋」(蔵賢斗撮影)【拡大】

  • 大勢の報道陣の前で記者会見する朝日新聞社の木村伊量社長(右から2人目)、杉浦信之取締役編集担当(右端)ら=11日午後、東京都中央区
  • 記者会見する、朝日新聞社の木村伊量社長(中央)。奥は喜園尚史執行役員、手前は杉浦信之取締役編集担当=11日午後、東京都中央区
  • 会見した木村伊量社長=11日午後、東京・築地(川口良介撮影)

 杉浦取締役「ご指摘の通りだと思います。最初の命令はあったと思っておりますが、そこから違反に結びつくかという吟味。混乱があったり、やむを得ない事情で第2原発に行った人まで違反としたことが過ちだった」

 記者「今後、その辺りを含めてさらに事実解明をする計画は」

 杉浦取締役「ございます」

 記者「信頼回復の委員会の中身を具体的に」

 杉浦取締役「私の後になる編集担当と私、各本社の局長を中心に考えていこうと思います。東京だけではなく大阪、名古屋、西部の編集局も心配していますので全社あげての参加を考えている」

 《全社をあげて信頼回復に取り組むことを宣言した杉浦取締役。質問は別の記者に移り、再び吉田調書報道の背景に見え隠れする“思惑”を問い始める》

 記者「吉田調書を普通に読むと、あのような報道にはならないと感じる。ある方向性が決まっていて、都合のいい発言があったのでその部分だけを引っこ抜いたという印象を受ける。慰安婦報道とまったく同じ構図ではないのか」

海外メディアなどが吉田氏や福島第1原発の作業員を批判

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