ノーベル物理学賞を受賞した天野浩氏(54)は浜松市で生まれた。名古屋大のホームページ(HP)によると、中学生までは勉強嫌いだったという。高校時代の朝礼で、校長が紹介した「限りある身の力試さん」という江戸時代の儒学者の和歌の一節に触発され、勉強に打ち込むようになった。
名古屋大工学部では今回ともにノーベル賞を受賞した赤崎勇氏の研究所で研究を進めた。4年時に卒業研究を決める際、青色発光ダイオードというテーマに「これが世の人の役に立つ」と思い、研究を始めた。それ以来、約30年に上る。
天野氏は自身の研究が照明の省エネ化などに役立ったことについて「皆様のお役に立てたことはこの上ない誇りです。自分の体験を次の世代の若い人たちに伝え、自分以上の素晴らしい体験をしてもらいたいと願っています」と名古屋大のHPに記している。