特許審査官、アジアに派遣拡大へ 日本式の知財保護で企業後押し (2/2ページ)

2014.12.12 05:07

 特許国際出願数でパナソニックが首位になるなど、電機・IT分野の特許で日本企業の存在感は大きい。IPOSも日本の知見に期待し、特許庁の電機・IT審査部門とテレビ会議システムを開通させ、日常的な審査業務の支援を受ける。

 シンガポール政府はアジアの知財拠点化を図る「知財ハブ計画」を掲げ、急ピッチで制度整備を進めている。

 IPOSが特許認定すれば、東南アジア地域内の他国で迅速な審査が可能になるなど、IPOSとの関係強化は利点が多い。

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