消息を絶った旅客機と同型のエアアジアのA320-200型旅客機=11月26日、マレーシア南部セパン市内の空港(AP)【拡大】
同社は経営危機にあった2001年、フェルナンデス氏が25セント(約30円)で買収。1路線を2機の中古機で結んでいた同社の経営を立て直し、多額の負債を1年余りで返済。その後、業容を拡大し、今では東南アジアを中心に150機以上が88カ所を結ぶ、世界トップクラスのLCCに成長、来年は日本市場への再参入も狙う。
エアアジアの成功の極意は、徹底的な経費削減だ。航空機の駐機時間を短縮して駐機料を削り、燃費の良いエアバスA320の導入で燃料費を圧縮。自動チェックインや、荷物の持ち込みや機内サービスを要望に応じ課金している。一方、安全管理には業界内でも定評がある。
ただ、顧客のマナーが悪いなど、LCC特有の問題も顕在化している。エアアジアのバンコク発南京行きの機内では11日、乗客が客室乗務員の女性に熱湯をかけ、連れの男が飛行機を爆破すると脅迫したため、機長が飛行機を引き返し中国人客4人をタイ警察に引き渡した。中国メディアによると、カップ麺用の熱湯が有料だと告げられ激高したらしい。