特に今年は米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)で人気映画「ハリー・ポッター」の世界を再現した新エリアがオープンしたり、日本一の高層ビル「あべのハルカス」(同市阿倍野区)が全面開業したり、と新たな観光スポットが次々と登場。訪日観光客を引きつける要因になっている。
アジアからの観光客にとりわけ人気が高いのは、免税店に加え、ドラッグストアや家電量販店が多く集まる道頓堀や心斎橋周辺といったミナミ。大阪観光局によると、土産物として喜ばれる日本製の質の良い化粧品や家電製品を買い求める観光客が多いためだ。
実際、中国語で会話をしながら両手いっぱいに家電製品やポリ袋を抱えて歩く観光客の姿は多い。
ミナミの宗右衛門町商店街で土産物店を経営する男性(66)は「最近は特に中国や東南アジアの客が多い。売り上げの半分くらいは落としてくれる」と笑顔を隠さない。