加えて、映画やドラマの視聴者らが“聖地めぐり”を行う観光客増加も期待でき、間接的な経済効果も見込める。
「瀬戸内海の撮影」を琵琶湖で…
ロケ地誘致をめぐっては、全国各地で激しい綱引きが行われているが、そんななかで滋賀県がここまでロケ地誘致を増やしてきた背景には、県内の魅力的な財産が挙げられる。
県内には彦根城や三井寺など、時代劇の撮影に欠かせない歴史的建築物や文化財が数多い。文化財などの撮影は許可を取るのが難しいといわれるが、これまで滋賀ロケーションオフィスが交渉を続けてきた経緯もあり、県内の寺社はこうした要望におおむね協力的だ。いつしか東京の映画関係者の間では「時代劇撮影の聖地」と呼ばれるようになっている。
また、琵琶湖や伊吹山、湖南アルプスなど豊富な自然も多い。滋賀ロケーションオフィスの油木清明事務局長は「琵琶湖は波がなく穏やかなため、瀬戸内海などに見立てて撮影されることも多い」と明かす。