歴史遺産や自然などロケ地としてのアドバンテージがある滋賀だが、油木さんは「一番大事なのは熱意を持って誠実な対応をすること。それが、監督やプロデューサー、制作担当の信頼を勝ち取ることにつながる」と説明する。
ロケ地紹介で監督感激、新たな誘致に
油木さんは、こんなエピソードを披露してくれた。
映画「武士の家計簿」の撮影で、森田芳光監督のイメージするロケ地がなかなか見つからないことがあった。そのときに、油木さんの地元でもある大津・雄琴地区に昔ながらの棚田があったことをふと思い出した。そこを紹介すると、森田監督は大喜び。撮影最終日、監督から「私の思っていたような絵が撮れた」と感謝の言葉をもらったという。
その後、評判を聞きつけた映画「のぼうの城」の制作スタッフから、ロケ地紹介のオファーがあった。「この世界は狭いから、悪い評判も良い評判もすぐに回ります」と油木さんは語る。