発見から52年ぶりに新種と確認された「ウシモツゴ」(近畿大提供)【拡大】
登録された学名の「プグナックス」は、「攻撃的で気性が荒い」などの意味。生息地では「ケンカモロコ」という異称があるほどけんかっ早いウシモツゴの生態的特徴を表している。
水田やため池、水路などにすむウシモツゴは開発などで生息地が減り、外来魚の増加などもあって、減少傾向。環境省のレッドリストには絶滅危惧IA類として掲載されている。
新種として認識されることで行政も保全に関わりやすくなるといい、川瀬研究員は「学名登録の意義は大きい」と話している。