原子力規制委員会は4日、新規制基準の適合性審査に合格した関西電力高浜原発3号機(福井県)について、再稼働に必要な工事計画を認可した。関電は5日にも再稼働前の最終手続きとなる使用前検査の申請書を規制委に提出する。ただ福井地裁による再稼働差し止め命令が出ており、再稼働の時期は見通せない。
工事計画は、設備や機器の対策工事の詳細な設計内容などを記したもの。規制委は、重大事故対策で用意されているポンプの容量や接続口の形状、想定される地震で設備が損傷しないかなどを確認した。
ただ、福井地裁が今年4月、「安全性が確保されていない」として、高浜の運転差し止めを命じた仮処分を決定しており、裁判で決定を覆さなければ、早期の再稼働は果たせない。
高浜3、4号機は平成25年7月に審査を申請し、今年2月に審査に合格。4号機は現在、工事計画認可申請の補正作業中で、関電は3号機を優先させている。