第1原発が立地する双葉町に自宅がある林富雄さん(78)は「原発は経済効果をもたらすが、なくした方がいい」と話す。「事故がないなら賛成だが、なにかあれば国がしっかり責任をとるべきだ」。同じく双葉町から避難している堀井五郎さん(67)は「(川内原発のある)薩摩川内市や鹿児島県民が納得するならいいのでは。よそのことに反対する権利はない」と再稼働を容認する。ただ、「(事故など)問題が起こったときの補償や賠償が心配。原発の放射性廃棄物や最終処分場など問題は残っている」と懸念する。
一方、飯舘村の住民が暮らす仮設住宅で自治会長を務める木幡一郎さん(80)は「再稼働は仕方ない」と理解を示す。「自然エネルギーの活用を進めることは大事だが、すぐに原発の代わりにはならない。厳しい審査を経て安全対策を行った上での再稼働なら認めてもいいのではないか」と話した。
浪江町の高橋ナツエさん(67)さんは「電気を必要としている人もいるので、(原発を)安全にしてもらいたい。私たちのようになってほしくない」と訴えた。