【Science View】 (2/4ページ)

2015.9.17 05:00

理化学研究所統合生命医科学研究センター骨関節疾患研究チームチームリーダー・池川志郎さん

理化学研究所統合生命医科学研究センター骨関節疾患研究チームチームリーダー・池川志郎さん【拡大】

  • ≪BNC2の過剰発現とゼブラフィッシュでの側弯症の発生≫ゼブラフィッシュにおいて、BNC2を過剰発現させると側弯症を発症することを発見した。発現量とカーブの重症度には正の相関があった。スケールバーは500マイクロメートル。
  • 理化学研究所大森素形材工学研究室主任研究員・大森整さん
  • ≪精密研削による平坦化を施した表面の凹凸解析結果≫研削量を微細に調節することで、凹みだけを残し凸部の平坦化を施す「プラトー化加工」を実現した。

【プロフィル】池川志郎

 いけがわ・しろう 東京大学医学部卒。心身障害児総合医療療育センター医長、東大医科学研究所助手を経て、2000年から現職。ゲノム解析による骨・関節疾患の原因の解明に挑んでおり、数多くの疾患遺伝子、疾患感受性遺伝子を発見している。

 ■コメント=発見した疾患感受性遺伝子を突破口に、AIS の原因、病態を解明し、治療につなげたい。

                   ◇

 ■凹みと平坦部を周期的に持った表面を機械的に形成

 □理化学研究所 大森素形材工学研究室 主任研究員・大森整

 材料の表面にマイクロ~ナノメートルの微細な突起や凹みを作ると、表面にさまざまな機能を与えることができる。例えば、パソコンなどのハードディスクに利用される軸受けの表面には動圧発生のための微細な溝が彫られ、非接触にすることで軸を高速回転させている。

 金属の表面に微細構造を形成すれば、その金属自身が機能を持った部品・製品となる。また、表面の微細構造を樹脂やガラスに転写するための金型として用いれば、部品・製品の量産が可能になる。これまで、金属材料に微細構造を形成する場合には、化学エッチングやレーザー加工が用いられていたが、より簡便で効率的な微細構造の形成法が求められていた。

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