また、地区内で居酒屋を経営する韓国籍の女性(54)は「ベトナム人は後から(地区に)入ってきたのに、大きな顔をするからとても不愉快」と顔をしかめる。
生野区内でのベトナム人の急増は、統計からも明らかになっている。
生野区役所によると、区内の外国人登録者数は8月末現在で約2万7500人。歴史的背景や元来の土地柄などもあり、そのうち9割近くを韓国・朝鮮籍が占めるが、ベトナム人は中国人(約1700人)に次ぐ約900人。24年4月時点の約150人に比べると、3年余りで約6倍になった。
格安家賃、利便性高く
なぜ、全国有数のコリアタウンにベトナム人が住むようになったのか。
最大の理由は、アパートやマンションの家賃の安さとみられる。大阪・キタやミナミの相場と比べれば、賃料は格段に安いからだ。
今里新地でアパートを経営する女性は「空き室が目立つようになり、数年前から『外国人入居可』にした途端、満室になった。家賃の安さが口コミで広まったのでは」。