【飛び立つミャンマー】高橋昭雄東大教授の農村見聞録(31) (2/3ページ)

2015.11.5 05:00

チャウセー郡タウンフルェ村で田植え中の早乙女たち。誰に投票するかと質問してみると、候補者は知らないが、ドー・ス(アウンサン・スーチー氏のこと)の政党に投票する、と答えた=8月(筆者撮影)

チャウセー郡タウンフルェ村で田植え中の早乙女たち。誰に投票するかと質問してみると、候補者は知らないが、ドー・ス(アウンサン・スーチー氏のこと)の政党に投票する、と答えた=8月(筆者撮影)【拡大】

 一方、NLDの下院議員候補のティンアウン氏は元大学教授の数学博士で63歳、チャウセー郡とは縁薄いいわば落下傘候補である。8月下旬にはまだチャウセーに来ておらず、会うことができなかったので、マンダレー管区域議員候補である、イェーミンチョー氏にインタビューした。彼は森林大学卒の34歳、両親は町中で農産物問屋を営む。政治経験がない彼らが立候補し、しかも当選の可能性が極めて高いのは、NLDの名前のおかげである。

 イェーミンチョー氏によると、USDPの生みの親であるタンシュエ氏の生まれ故郷のこの郡でさえ、NLDの支持者は町で90%、村で70%であるという。

 10月30日に、チャウセーの村人N氏に電話して聞いてみると、アウンミンタン氏はN氏の村でも集会を開き、これからもチャウセーの宗教と経済の発展に力を尽くすと述べ、村の有力者たちに集票を依頼したという。

 NLD候補のティンアウン氏はN氏の村には全く姿を見せておらず、運動員が写真とパンフレットを持って村を歩いているだけとのことであった。それでも、N氏は、USDPのアウンミンタン氏は大した票数を得られないだろうと予測した。私が村の水田地帯を歩きながら、農民や農業労働者に次々に声をかけ、誰に投票するのかと質問して得られた感触と同じである。

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