アースシェイカーがタイ・バンコクで行った初ライブでは中高年層のファンの姿も目立った=今月7日【拡大】
バンコク公演は昨年2月、ボーカルの西田昌史さんがプライベートでタイを旅行したのがきっかけで決まった。持参したアコースティックギターを手に駐在日本人らを相手に歌を披露したところ、すっかり意気投合し、「次回はアースシェイカーのメンバーを連れてくる」と約束した。メンバー全員がそろってタイの地を踏むのは初めてのことだ。
現地では、聞きつけたロック好きの駐在日本人たちがボランティアで受け入れ態勢を整えた。会場を押さえる人、チケットの印刷をする人、宣伝をする人、スポンサーの獲得に走る人。平日の日中であればスーツ姿で仕事に忙しい日系企業の現地社長らが、夜間や土日の限られた時間をやり繰りし、準備に励んだ。
「あの頃、レコードの針がすり切れるほど夢中になって聞いた懐かしい曲。それが、タイでもう一度、楽しめるなんて」。こんな会話を交わしながら、手弁当で公演の準備を整えていった。