東芝歴代3社長、告発検討 証券監視委 虚偽利益計上疑い (2/2ページ)

2015.12.4 07:32

 その上で、この取引に関して田中前社長や西田厚聡、佐々木則夫両元社長は通常の取引では実現不可能な目標を「チャレンジ」と称し、予算達成を強く指示するなど、利益水増しを余儀なくするような状況に部下を追い込み、20年度第2四半期から26年度第3四半期の間、各期末に利益をかさ上げさせたとしている。

【用語解説】東芝の利益水増し問題

 東芝が損失の計上を先送りするなどして、長期間にわたり利益を水増し。平成21年3月期から26年4~12月期までの水増し額は、税引き前損益で計2248億円。多くの事業で過大な収益目標の達成を求める経営トップの圧力が背景にあったとされ、田中久雄前社長ら歴代3社長が引責辞任した。東芝は会社に損害を与えたとして、旧経営陣5人に計3億円を求める訴訟を東京地裁に起こした。

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