関目商店街を訪問したのは22年7月。全長約180メートルに約30店舗が軒を連ねているが、最近はシャッターを閉めたままの店舗も目立っていた。同商店街振興組合の伊藤榮理事長(66)は、佐藤氏に後継者不足や、若者離れなど商店街が抱える問題を説明し「このままではつぶれてしまう」と活性化への支援を求めた。
佐藤氏は訪問翌日、旧知の深井さんに電話をかけ、「何とかなりませんか」と商店街の活性化に助力を求めたという。
というのは、深井ゼミの学生らは、平成20年から、大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」などで結婚式「ひら婚♪」を開催して好評を博していた。佐藤氏は当時、ひらパーを運営している京阪の最高経営責任者(CEO)取締役会議長でもあり、つなぐことで面白い活性化策につながると思ったとみられる。
もう一度見てほしかった
関目商店街の活性化に協力することにした深井ゼミの学生たちはまず、商店街や周辺を歩き、地域の状況を調べた。深井さんによると「古い町だが、人口が減っているわけではない。工場などがあった場所にはマンションができ、若い人は増えている」という。