小惑星探査機「はやぶさ」。最適電力制御技術を活用した鉄道分野への応用研究が始まっている(池下章裕氏提供)【拡大】
11年3月の東日本大震災後の全原子力発電所稼働停止などの影響で電力料金が値上がりし、鉄道各社が電力会社に支払う年間電力料金は、10年度と比べて「各社とも10~20%程度は増えている」(鉄道総研)という。少子高齢化で輸送人員が減少傾向にある鉄道業界にとっては大きな経営課題だ。
また鉄道各社は、朝のラッシュ時の最も輸送需要が大きい時間帯を念頭に最大容量の電力設備を整えている。はやぶさのピークカット技術が実用化できれば、鉄道会社の経営体質の強化にも貢献しそうだ。(松村信仁)