
日産自動車がリコールした救急車の「パラメディック」=18日午後、札幌市中央区の札幌市消防局【拡大】
日産自動車は18日、エンジンがかからなくなる恐れがあるとして、救急車に使われる「パラメディック」など4車種計1946台(平成10年8月~2015年11月生産)のリコールを国土交通省に届けた。
昨年12月、札幌市消防局の救急車が発進できず、60代の男性患者の搬送が本来より約25分遅れるケースがあった。日産によると、これをきっかけに調査した結果、不具合が判明した。男性は病院で死亡したが、消防局は「到着の遅れと死亡との因果関係は不明」としている。
国交省によると、運転席ドアのステップ内に水が入ると、中を通る配線が腐食し電気信号が流れなくなり、ギアの位置を認識できずにエンジンがかからなくなる。同社は配線を覆うカバーを強化するなどの対応を取る。
札幌市消防局によると、昨年12月29日未明に同市南区定山渓温泉のホテルから119番があり、最寄りの出張所に出動を指示したが救急車のエンジンがかからず、代わりに14キロ離れた救急隊を出動させた。