バイオテクノロジーを人工知能(AI)と組み合わせて新産業へ育成するため、経済産業省が産学官の共同研究組織づくりを検討していることが19日、分かった。20日の有識者会議で発表する。遺伝子の分析や合成などのバイオ技術を、製造業や食料分野など他産業にも応用しやすい環境を整えて、実用化を加速させる狙いだ。
分析した遺伝子情報をデータベースにまとめ、注力する分野を明確化。その分野の基礎技術を確立し、大量生産を前提に、応用できる産業や製品を絞り込んで周辺技術の開発も進める。
こうした成果を生産現場で実用化するため、産学官に幅広く開かれた共同研究体制を構築する。人材育成の拠点としても活用することで、さらなる発展に向けた好循環を生み出す。経産省は年内にも、支援策を盛り込んだ戦略を取りまとめ、産業化を後押しする新制度や規制緩和などを検討する。